第7巻
シャトー・シャス・スプリーン 1970

哀しみよ、さようなら。
ペガサスに乗って、思い出を巡る旅へ。
- 国
- フランス
- 地域
- ボルドー
- 葡萄
- カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローほか
- 年代
- 1970年
- 生産者
- シャトー・シャス・スプリーン
- 登場シーン
- 五大シャトーのシャトー・マルゴーにぶつけた赤ワイン。ボルドーの5級ワインのさらに格下、ブルジョワ級のワイン。ペガサスの背に乗って思い出を巡る旅に出るワイン。哀しみよさようなら。
総合 70 / 100
テイスティングノート
シャトー・シャス・スプリーンって、名前からしてもう何か特別な雰囲気を醸し出してるよね。ボルドーのメドック地区、ムーリス村で生まれたこのワインは、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローを主体にしたもの。五大シャトーには及ばないけれど、この1970年のヴィンテージは、それでもしっかりとした個性を持っていて、長い年月を経てなお心に残る味わいなんだ。
第7巻で登場するこのワイン、作中ではペガサスに乗って思い出を巡る旅のような存在として描かれているんだよ。五大シャトーの一つ、シャトー・マルゴーとぶつけられるシーンがあって、ブルジョワ級のワインにしては挑戦的な立ち位置なんだよね。“哀しみよさようなら”って感じで、過去を振り返るそんな情景が目に浮かぶ。
グラスに注いだ瞬間、ややオレンジがかったレンガ色が印象的。熟成が進んでいる証拠だね。香りは豊かで複雑、ブラックベリーやカシスの濃い果実感とともに、ドライハーブや紅茶、スーボワのニュアンスが漂う。開いた瞬間の香りの広がりが素晴らしく、深い森の中を歩いているかのような気分になるよ。
口に含むと、まずは豊かな果実感が広がり、続いてしっかりとした酸と緻密なタンニンが感じられる。骨格がしっかりしているから、力強さと同時に滑らかさも感じるんだ。余韻も長く、最後には柔らかくなっていく感じがたまらない。このワインを楽しむなら、少し時間をかけてゆっくりと味わうのがいいかもね。