第6巻
シャトー・タルボ 1990

劇場の幕が上がる、ワインの一幕。
大衆を魅了する喜劇のようなワイン。
- 国
- フランス
- 地域
- ボルドー
- 葡萄
- カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローほか
- 年代
- 1990年
- 生産者
- シャトー・タルボ
- 登場シーン
- 第一の使徒対決の前日に一青とセーラが飲んだ赤ワイン。ボルドーのグレート・ヴィンテージ1990年もの。立派な劇場で満員の客を集めて催される大衆喜劇。親しみやすいが、裏では完璧な訓練を積んだ役者が、優れたシナリオと演出を見事にこなしているようなワイン。
総合 68 / 100
テイスティングノート
シャトー・タルボは、ボルドーの中でもメドック地区で名高いワインなんだ。特に1990年のヴィンテージは、ボルドーの黄金期を象徴するような、完璧なバランスと熟成力を持つ一本でさ。このワインはカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー、その他のブドウが見事に調和していて、ボルドーの気品をたっぷり感じられるんだよ。
『神の雫』第6巻で、一青とセーラが第一の使徒対決の前日に飲んでいたワインがこれなんだ。まるで満員の劇場で催される大衆喜劇のように、親しみやすさと完璧な演出が同居しているって話でね。舞台の奥から響くような存在感があって、飲む前から期待に胸が高鳴るんだよ。
まず、グラスに注ぐと、深いルビー色が目を引くんだ。縁には少しオレンジがかっていて、長い年月を経た風格を感じるよ。香りは、カシスやブラックベリーといった黒い果実の香りが豊かに広がってくる。そこにドライハーブや紅茶のニュアンスも加わって、複雑で奥行きがある。
口に含むと、シルキーなタンニンが舌に優しく絡みついて、しっかりしたボディが感じられる。酸味は溌剌としていて、全体を引き締めているね。余韻にはダークチョコレートのようなほろ苦さが長く残って、いつまでもその余韻に浸っていたくなる感じがするんだ。16〜18℃で飲むとこのワインの持ち味がさらに引き立つよ。