第24巻
シャトー・ベイシュヴェル 1996

ボルドーの美しき快速帆船
帆を広げた船のように、荒波を越えゆく優雅さ。
- 国
- フランス
- 地域
- ボルドー
- 葡萄
- カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローほか
- 年代
- 1996年
- 生産者
- シャトー・ベイシュヴェル
- 登場シーン
- メドックマラソン中に立ち寄ったシャトー。ボルドーで最も美しい城ともいわれる。ダージリンのような荒々しいタンニンと、ちょっとインド風のスパイスも感じられる。まるでアジアからイギリスまで荒波を乗り越えて紅茶を運び、水面を疾走する快速帆船カティーサーク号のようなワイン。
総合 70 / 100
テイスティングノート
シャトー・ベイシュヴェルの1996年ヴィンテージは、ボルドーのサン・ジュリアンに位置する名門シャトーから生まれた、エレガントな赤ワインなんだよ。カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローを主体として、フランスの伝統をしっかり継承している。特に、このヴィンテージはその卓越したバランスと複雑さで愛好家からも高く評価されているんだ。
このワインが登場するのは、『神の雫』第24巻で、メドックマラソン中のシーンなんだよ。ボルドーで最も美しいと言われる城に立ち寄って、紅茶のようなタンニンと、少しインドっぽいスパイスが感じられると描かれている。まるでアジアからイギリスまで紅茶を運ぶ快速帆船のように、力強くも優雅な印象があるんだ。
さて、色を見てみると、30年近い熟成によるガーネットの色合いが目に飛び込んでくる。香りはすでに開いていて、カシスやブラックチェリーの熟した果実の香りに、紅茶やスーボワのニュアンスが重なっている。味わいはアタックが豊かで、酸は力強く、タンニンはヴィロードのように滑らかなんだ。全体のバランスが良く、余韻も長いから、飲むたびに新しい発見があるよ。
このワインを楽しむなら、しっかりとしたボディと複雑な風味を最大限に引き出すために、少し時間をかけてデキャンタージュするといいよ。グラスを傾けるたびに、ボルドーの歴史と風土を感じさせてくれる一本なんだ。