第10巻
シャトー・グラン・ピュイ・ラコスト 1985

歴史が織りなす時の競演
時の流れが運んだ、同じヴィンテージの異なる物語。
- 国
- フランス
- 地域
- ボルドー
- 葡萄
- カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローほか
- 年代
- 1985年
- 生産者
- シャトー・グラン・ピュイ・ラコスト
- 登場シーン
- 美島が雫とみやびに飲ませたワイン。同じヴィンテージでありながら、違う時間の流れの中に置かれていた2本。
総合 73 / 100
テイスティングノート
シャトー・グラン・ピュイ・ラコストは、ボルドーのポイヤック地区からの名だたるワインで、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローを主に使ってるんだ。1985年ヴィンテージは特に人気で、開けるだけでもう、期待でワクワクするよね。長い瓶内熟成を経て、今や味わいの深みが一層増しているんだ。
第10巻で美島が雫とみやびにこのワインを飲ませるシーンがあったよね。同じヴィンテージなのに、時間の流れが違うように感じられた2本、あれは印象的だったな。それぞれが持つ異なる個性を楽しむことができる、そんなワインだったと記憶しているよ。
グラスに注いでみると、その色は深いルビー色で、縁には少しレンガ色が混じってる感じ。香りは開いていて、ブラックチェリーや干しプラムの豊かな果実味がしっかりと伝わってくるよ。少し嗅ぐと、シガーボックスやトーストのニュアンスが複雑に絡んできて、すごく興味をそそるんだ。
口に含むと、まずはしっかりとした酸味が生き生きとしていて、その後に感じるタンニンは緻密で心地よい。飲んだ後も、長い余韻が続いて、口の中にほのかなスパイス感が残るんだ。これだけの深みと複雑さを楽しむなら、やっぱり少し大きめのグラスでじっくり味わうのがいいね。