第10巻
シャトー・マルゴー 1945

時を超えるボルドーの美学
古の輝きを纏う時の遺産。
- 国
- フランス
- 地域
- ボルドー
- 葡萄
- カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローほか
- 年代
- 1945年
- 生産者
- シャトー・マルゴー
- 登場シーン
- 軽井沢の旧三笠ホテルを例えたワイン。名門シャトーの古酒。それもとっくに飲み頃を過ぎていながら、その最盛期の煌めきを幻のように携えている。
総合 77 / 100
テイスティングノート
シャトー・マルゴーの1945年ものって、ただの古いボルドーじゃないんだよ。あの終戦の年に生まれたこのワインは、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローが見事に調和して、名門シャトーの名にふさわしい風格を持っているんだ。ボルドーの中でも特別な位置づけなんだよね。
このワインが登場するのは『神の雫』第10巻で、軽井沢の旧三笠ホテルに例えられてるんだ。まるでそのホテルのように、過ぎ去った最盛期の輝きを未だに内に秘めてるような古酒さ。過ぎてしまった時を感じさせつつも、どこか幻想的な魅力があるんだ。
グラスを傾けてみてよ。色は深いガーネットで、縁に少しレンガ色が入ってる。これが80年以上の熟成の証なんだ。香りは最初にブラックチェリーやカシスがふわっと広がって、続いて紅茶やタバコ、ドライハーブのような大人の香りが顔を出すんだ。深い香りが幾重にも重なっていて、まるで歴史を紡ぐよう。
口に含むと、まろやかさとともに酸味が生き生きとしていて、タンニンはシルキーに溶け込んでくるんだ。豊かなボディが舌に優しく広がって、余韻は本当に長く続く。歴史のワンシーンを味わっているような、そんな気持ちにしてくれる。供出するなら、少しデカンタージュしてから大ぶりのグラスでゆっくり楽しむといいよ。