第12巻

リシュブール 1997

リシュブール 1997

時間が愛を育む、ブルゴーニュの至宝

時の経過がその力を取り戻させる。

国
フランス
地域
ブルゴーニュ
葡萄
ピノ・ノワール100%
年代
1997年
生産者
モンジャール・ミュニレ
登場シーン
商談の会食で一青が出したワイン。劣化ワインだが丁寧にデキャンタし、しばらく時間を置くと、多少の熱劣化を跳ね返すだけの力強さを持っていた。
酸味タンニンボディ果実味余韻複雑さ77/ 100

総合 77 / 100

テイスティングノート

モンジャール・ミュニレのリシュブール1997年って、まさにブルゴーニュのピノ・ノワールの真髄を感じられる一品なんだ。ブルゴーニュの大地が育てたこのワインは、長い歴史と伝統を持つモンジャール・ミュニレ家の情熱が詰まっていて、特にこのヴィンテージは注目されてるんだよ。

『神の雫』の第12巻で、一青が商談の場で選んだのがこのワインだったんだ。驚いたのは、最初は少し熱劣化してる感じがしたのに、丁寧にデキャンタして時間を置くと、その劣化をものともしない力強さを見せてくれたこと。まるでワインが自らの力を証明するかのように、時間と共にその本来の姿を取り戻していったんだ。

グラスを傾けると、レンガ色のエッジが見えて、熟成の深さを感じるね。香りには、紅茶やドライハーブ、そしてスーボワのような複雑さがあって、まさに嗅覚をくすぐるんだよ。口に含むと、最初にふくよかな果実味が広がった後、力強いけど滑らかな酸味が心地よく感じられる。そして、その後に来るのはヴィロードのように滑らかなタンニンの感触。全体的にしっかりした骨格があって、果実と酸、タンニンが見事に調和している。

余韻も長くて、いつまでもその余韻を楽しめるんだ。こういうワインは、しっかりとしたグラスでゆっくりと楽しむのがいいよ。温度も少し低めの14〜16℃くらいで飲むと、香りがしっかり立ち上がるし、デキャンタージュは本当に効果的だってわかるよ。