第16巻
シャトー・パプ・クレマン 1986

美しいペルシャ絨毯の一本
ボロボロのペルシャ絨毯のかけらのような、歴史の味わい。
- 国
- フランス
- 地域
- ボルドー
- 葡萄
- カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローほか
- 年代
- 1986年
- 生産者
- シャトー・パプ・クレマン
- 登場シーン
- 一青がみやびに飲ませたワイン。美しいペルシャ絨毯のようなワイン。同時に劣化したパプ・クレマンを雫とローランも飲んでいた。ボロボロのペルシャ絨毯。
総合 70 / 100
テイスティングノート
シャトー・パプ・クレマンは、ボルドーの中でも特に古い歴史を持つシャトーなんだ。カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローをメインに使っていて、1986年のヴィンテージは特別な一本だよ。この年代のワインを開けると、まるで過去にタイムスリップするような感覚になるんだ。
その1986年のパプ・クレマンは、第16巻でみやびに一青が飲ませたワインだよ。まるで美しいペルシャ絨毯を広げたような風格。でも、雫とローランが飲んだ別のボトルは、少し劣化していて、ボロボロの絨毯みたいだったらしい。だからこそ、このワインの状態がどれだけ重要かがわかるよね。
グラスに注ぐと、明るいレンガ色が目を引くんだ。香りを嗅ぐと、紅茶やドライハーブの複雑なアロマが広がる。カシスやプラムの果実感が、時間の経過とともに優雅に立ち上がるよ。口に含むと、まろやかな酸が優しく包み込んでくれて、スーボワやタバコのニュアンスも感じられる。熟成したタンニンがしっかりと残って、ヴィロードのような舌触りだ。
余韻は長く、どこか煙のようなミステリアスさを残すんだ。開けるときは少し時間をかけてデカントすると、より一層その魅力が引き立つと思うよ。君もこのワインを飲んで、1986年のボルドーを体験してみてほしいな。