第14巻
ル・ドーム 1999

初恋のようなワインの香り
小さな花のように、心に刻まれる香り。
- 国
- フランス
- 地域
- ボルドー
- 葡萄
- カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローほか
- 年代
- 1999年
- 生産者
- ジョナサン・マルテュス
- 登場シーン
- 初恋のワインを探す雫に真壁が飲ませたワイン。ここは庭園だ。花の香りがする。小さな花、大輪のバラや百合ではない。もっとささやかでそれでいて想い出に欠かせないようなワイン。
総合 72 / 100
テイスティングノート
ル・ドームは、ジョナサン・マルテュスが造る特別なワインだよ。ボルドーの右岸、サンテミリオンのテロワールの魅力を最大限に引き出すことを目指しているんだ。主にカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローが使われていて、1999年のヴィンテージは特に注目されているんだ。
『神の雫』第14巻で、雫が初恋のワインを探しているときに真壁が飲ませたのがこのワインだ。庭園でのシーン——そこには大輪の花じゃなくて、小さくて控えめだけど、心に残る花が咲いているワインとされていたんだ。
グラスに注ぐと、深いルビー色がまず目に入るよ。縁はレンガ色に変わりつつあって、27年の熟成を感じさせるんだ。香りは開いていて、ブラックベリーやカシスの豊かな果実とともに、スパイスやドライハーブのニュアンスも出てくる。まるで庭園を散歩しているような気分にさせてくれるね。
口に含むと、その滑らかな酸味とシルキーなタンニンが絶妙に絡み合って、深い味わいを届けてくれるんだ。フルボディながらもエレガントで、余韻は長く、複雑さが心に刻まれるよ。こんなワインは、少し時間をかけてゆっくり楽しむのがいいかな。