第5巻
シャトー・ランシュ・バージュ 1983

ポイヤックの重鎮、時を超える風格。
過ぎ去った時が語りかける、ポイヤックの物語。
- 国
- フランス
- 地域
- ボルドー
- 葡萄
- カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローほか
- 年代
- 1983年
- 生産者
- シャトー・ランシュ・バージュ
- 登場シーン
- 水澤を説得するために、雫が飲ませた赤ワイン。
総合 75 / 100
テイスティングノート
シャトー・ランシュ・バージュは、ボルドー地方の中でも特に有名なポイヤック地区からの赤ワインなんだよ。カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローを主体にしたブレンドで、伝統と革新を大切にする家族経営のシャトーが手がけているんだ。1983年のヴィンテージは、もう40年以上の熟成を経て、その本領を発揮する一本になっているよ。
このワインは『神の雫』第5巻で、雫が水澤に飲ませる場面で登場するんだ。彼がこのワインを通じて水澤を説得しようとする、その重要な瞬間に選ばれているんだよ。熟成したワインの奥深い味わいが、雫の思いと重なって、何か特別なニュアンスを醸し出しているんだ。
グラスを傾けると、レンガ色の縁が見えて、熟成の深さを感じさせる。香りは、ブラックカラントや干しプラム、そこにスーボワやタバコのニュアンスが混じって、まるで時の流れを感じさせるんだ。口に含むと、力強いタンニンが舌にしっかりと残るんだけど、シルクのような滑らかさも持ち合わせていて、絶妙なバランスを楽しめるんだよ。
酸味は溌剌としていて、果実とタンニンの結びつきを引き立てている。そして、余韻が驚くほど長く続くんだ。この余韻の長さが、ポイヤックの風景を心に浮かばせるような、特別な体験をもたらしてくれるんだよ。デカンタージュしてから飲むと、もっとその繊細さが際立つから、試してみてね。