第27巻

プイィ・フュメ・シレックス 2006

プイィ・フュメ・シレックス 2006

透明な命の泉

白い花が咲き誇る水辺の命の泉。

国
フランス
地域
ロワール
葡萄
情報なし
年代
2006年
生産者
ディディエ・ダグノー
登場シーン
藤枝が詩乃に飲ませたワイン。永遠と継承。高原の乾いた風を追いかけながら飛んでゆくと、ほら見えてくる。白い花に囲まれた水辺。そこにふつふつと湧き出る透明な躍動感。生命が溢れ、金色の日差しの下に生きとし生ける者が集まってくる。命の泉だ。このワインを造ったロワール地方の天才醸造家ディディエ・ダグノーは、軽飛行機事故でもうこの世にはいない。だがこうして残されたワインの数々は、我々に永遠に忘れない感動を残してくれる。
酸味タンニンボディ果実味余韻複雑さ62/ 100

総合 62 / 100

テイスティングノート

ディディエ・ダグノーが手掛けたプイィ・フュメ・シレックスは、ソーヴィニヨン・ブランの真髄を表現した一本なんだ。ロワール地方の冷涼な気候と独特の土壌が、このワインに特別なミネラル感をもたらしている。2006年ヴィンテージは、彼の名声がますます高まっていた頃の作品で、彼のワイン哲学が詰まっている一例なんだよ。

このワインが『神の雫』第27巻で登場したシーンでは、藤枝が詩乃にこのワインを飲ませるんだ。彼の言葉が、まるで永遠と継承を象徴するような高原の乾いた風を追いかけるように、生命の泉として描かれているんだよ。白い花に囲まれた水辺を思い起こさせるような、透明で躍動感のある味わいを持っていると表現されるんだ。

さて、グラスに注いで色を見てみると、ほんのりとした金色の輝き。香りをかぐと、まっさきに感じるのは火打石のようなミネラル感。それから、グレープフルーツや青リンゴの爽やかな香りが広がってくる。このワインの酸味はシャープで生き生きとしていて、口に含むとその酸味が全体の味わいを引き締める感じなんだ。味わいはスリムでミネラルが効いていて、後口には長い余韻が続くよ。

冷やして飲むと、さらにスムーズで滑らかな口当たりになる。特に、白ワインが好きな人にはたまらない一品だね。