第19巻

アマローネ 1999

アマローネ 1999

夜が待ち遠しい甘美な一杯

宵を待つ期待と切なさが交じり合う味わい。

国
イタリア
地域
ヴェネト
葡萄
情報なし
年代
1999年
生産者
ベルターニ
登場シーン
中華料理人である林の父親が豊多香から北京ダックと合わせるよう勧められ、彼の運命を変えたワイン。音楽のカンツォーネとマリアージュする。アカシアの蜜のように甘やかな香りと、宵を待つほんのひとときにしか味わえない期待と切なさの入り交じったワイン。炒飯にも合う。
酸味タンニンボディ果実味余韻複雑さ70/ 100

総合 70 / 100

テイスティングノート

ベルターニのアマローネは、ヴェネトの豊かな風土が生んだ名作なんだよ。1999年のヴィンテージは特に、深い熟成の中でその魅力を増している。アマローネは通常、干しぶどうのように凝縮された葡萄から造られるため、力強い味わいと複雑な香りが特徴だよね。このヴィンテージも、そうした特徴をしっかり備えている。

『神の雫』の第19巻で、このワインが登場するんだよ。中華料理人の林の父親が、北京ダックと合わせるように豊多香から勧められてね。その時の彼の驚きと感動は、まさに運命を変える一杯だったんだ。「アカシアの蜜のように甘やかな香り」と言われるこのワインは、カンツォーネをバックに、料理と見事に調和するんだ。炒飯にまで合うというのは、いかにこのワインが多面的かを物語っているよね。

グラスに注いでみると、濃いガーネット色の中にレンガ色のニュアンスが見えて、熟成の深まりを感じさせる。香りは開いていて、ドライプラムやブラックチェリーの熟した果実、さらにシナモンのスパイスが織り交ざっている。このヴィンテージの特徴ともいえるのは、酸が滑らかで、タンニンがヴィロードのように舌に残ること。まろやかな果実味が口全体を包み込み、骨格のしっかりした味わいが広がる。

余韻は長く、複雑な香りがいつまでも続くんだ。開けたら少し時間を置いて飲むと、さらに味わいが深まるから、ゆっくりと楽しんでみてよ。このアマローネは、特別なひとときをさらに特別にしてくれる一杯だよ。