第一使徒

シャンボール・ミュジニー・レ・ザムルーズ 2001

シャンボール・ミュジニー・レ・ザムルーズ 2001

森の中の楽園へ誘う赤

森の中に現れた赤い果実の香りが誘う

国
フランス
地域
ブルゴーニュ
葡萄
ピノ・ノワール100%
年代
2001年
生産者
ジョルジュ・ルーミエ
登場シーン
第6巻 #51
酸味タンニンボディ果実味余韻複雑さ75/ 100

総合 75 / 100

神咲豊多香の手紙

私は原生林に覆われた深い森の中を彷徨っている。苔生した木々から湿り気を帯びた生命の香りが漂う中、癒しを求めて森の奥を目指して歩く。ふと目の奥に差し込む一条の光に私は気づく。森の中にあるはずのない花や赤い果実の香り。胸に手を当て逸る心を抑えながら歩みを進める。不意に森が開け、奇跡のように湧き出した澄みきった小さな泉。砂漠の中のオアシスのように、忽然と姿を現す癒しの水辺。天上からの光を受けて、水面は無数の宝石さながらに煌めいている。私はその美しさに吸い寄せられ、そっと泉に近づく。瞬間、さざ波をひきつれて駆け抜けてくる風が、甘い花と野生の赤い果実の香りを鼻腔に届けにくる。森の奥であることを忘れさせてくれる香りのハーモニー。私は軽い目眩を覚え、にわかに潤いが恋しくなる。上質なクリスタルのように澄み切った光に手を浸し、そっと上澄みを口に運ぶ。なんという甘さ、なんという気高さ。自然の恵みがもたらしたこの豊かさは、人の手の及ばぬこの処女地にこそふさわしい。おお見よ、あの絡み合うふたつの菫色の蝶たちを!この小さな泉は、お前たちの聖地なのかもしれない。

テイスティングノート

ジョルジュ・ルーミエのシャンボール・ミュジニー・レ・ザムルーズ2001年を開けてみようよ。ブルゴーニュのピノ・ノワール100%で、特に特別なヴィンテージなんだ。これは、時間を超えて、過去と現在をつなぐようなワインなんだよ。

このワインは『神の雫』の第6巻に登場するんだ。あのシーンで、このワインの特別さがにじみ出てたよね。どんな場面で出てくるかを知るだけでも、ワクワクしてくるよ。

グラスに注ぐと、レンガ色にオレンジがかった縁が見えて、熟成の証しだね。香りは開いていて、紅茶やスーボワ、乾いたハーブが漂ってくるよ。熟したラズベリーやチェリーの香りがふわっと感じられて、その奥にはスミレのような上品さもあるんだ。

口に含むと、溌剌とした酸味が生き生きとしていて、その後にヴィロードのようなタンニンが優しく包んでくれる。このバランスがたまらないよ。豊かなボディも感じられて、余韻は長く、複雑な味わいが続くから、ゆっくりと楽しんでね。